團伊玖磨/青島広志 校訂・編曲:オリンピック序曲(ピアノ独奏版)

¥3,300

税込|A4(リング綴じ)|30頁
出版:風の音ミュージックパブリッシング
作曲:團伊玖磨
校訂・編曲:青島広志

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説明

「1964年秋の感動よ、甦れ!!」
團伊玖磨の名作が半世紀以上の時を経て初出版となります。
この版は、吹奏楽の自筆譜調査中に偶然発見されたピアノ用のコンデンススコアを基に、「コンデンススコアを忠実に再現した原典版」と「青島氏が現実的にピアノで演奏可能な楽譜に手直しをした編曲版」の2種類を収載した楽譜です。

また、青島氏の編曲版は未初演(2021年2月5日現在)ですので、手に入れた方のどなたかが初演者になります。緊急事態宣言下ということもあり、実演での初演は難しいかもしれませんが、YouTube等オンラインにアップして演奏してみませんか?ということで、初演者求む!!!

1964(昭和39)年に、アジアで初めて開催された東京オリンピックのために、いくつかの音楽作品が作曲された。今井光也作曲の《オリンピック東京大会 ファンファーレ》(公募)、古関裕而作曲の《オリンピック・マーチ》、黛敏郎作曲の《オリンピック・カンパノロジー》、そして團伊玖磨作曲の《オリンピック序曲》がその主なものである。

■オリンピック序曲について(文:青島広志)
 團伊玖磨(1924 – 2001)は、第二次世界大戦後、最も早く活動を始めた作曲家の一人であり、師の山田耕筰を継いで日本楽壇の中心人物となった。その作風は高貴で明朗。ときに粋で、きわめて高い完成度を示す。朋友であった「3人の会」の他の二人(黛敏郎・芥川也寸志)が次第に文化人としての道を辿ったのに対し、マスコミとの関係は保ちつつも、作曲家としての生涯を全うした。作品は《夕鶴》を筆頭とする7作のグランドオペラ、6作の交響曲、13作を数える歌曲集、《筑後川》を含む大規模な合唱曲、《ぞうさん》を始めとする童謡、《ラジオ体操第二》など、ほぼ全ての分野に亘っている。特筆すべきは、国家の重要な行事に関わる作品で、2作の成婚行進曲(平成・今上天皇)《祝典行進曲》《新・祝典行進曲》、新国立劇場杮落しのための歌劇《TAKERU》を委嘱され、この《オリンピック序曲》もその一つである。

青島広志

追加情報

重さ250 g
サイズ29 × 21 × 0.3 mm