モーリス・ラヴェル/ウラディミール・レイチキス:ボレロ(ピアノ独奏編曲)

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税込|菊倍|32頁
校訂・運指(英語・日本語):サンドロ・ルッソ

説明

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ピアノの巨匠 ゲンリフ・ネイガウスの晩年の弟子のひとりであるウラディミール・レイチキス。アメリカを中心に教育家及び演奏家として活動していましたが、編曲家としても名が知られ、ストラヴィンスキーの「春の祭典」のピアノ独奏版(シャーマー社)はこれまでに多くのピアニストによって演奏されています。

レイチキスの編曲作品は演奏効果が非常に高く、他にも数曲の編曲が存在します。「春の祭典」以外の編曲作品の楽譜は絶版ないし未出版、数多くのピアニストが探し求めていましたが様々な事情により入手には困難を極めました。また、レイチキスが2016年にこの世を去ったことにより、彼の編曲作品の楽譜の出版は絶望的に難しいかと思われていました。しかし、ピアニストのサンドロ・ルッソの協力により、レイチキス遺族の許諾のもとレイチキスの編曲作品の出版プロジェクトが始動しました。

第1弾としてラヴェル作曲/レイチキス編曲の「ボレロ」の楽譜を出版します。この編曲は、ピアニストの大瀧拓哉氏によって2021年6月20日に日本初演が行われたことで出版を望む声があがっていました。


ウラディミール・レイチキス
1934年8月8日、ロシア生まれ。アントン・ルビンシタインの孫であるジョルジュ・シャロエフのもとでピアノの学び、その後、モスクワ音楽院にてゲンリフ・ネイガウスに師事する。1974年、アメリカ合衆国に亡命。シカゴのデポール大学で教鞭を執る。レイチキスは、編曲家としても知られ、これまでにイゴール・ストラヴィンスキーの《春の祭典》(シャーマー社)やポール・デュカの《魔法使いの弟子》(ムジカ社)、セルゲイ・ラフマニノフの《組曲 第2番》(ミューズ・プレス社より刊行予定)などのピアノ独奏編曲を生み出した。ピアニストとしては、CDアルバムをCentaur Recordsより《Great Piano Transcriptions》等をリリースしている。2016年10月11日、イリノイ州エヴァンストンで亡くなる。

Vladimir Leyetchkiss

追加情報

重さ 180 g
サイズ 30 × 23 × 0.2 mm