【12月23日発売新刊情報】福間洸太朗 編曲「ラ・ヴァルス」(ラヴェル作曲)

福間洸太朗 編曲「ラ・ヴァルス(原曲:ラヴェル作曲)」の楽譜を12月23日より発売します。32ページで価格は2,500円(税抜)となります。本曲は福間の最新アルバム「France Romance」に収録されたもので、コンサートでも演奏されているものです。当社サイトでの直販のほか、全国の楽器店や書店からもご注文いただけます。また一般発売に先駆けて、12月21日 – 岩手「北上さくらホール」の福間洸太朗コンサートにて先行発売いたします。

ラ・ヴァルスは作曲者自身によるピアノソロ編曲がありますが、よりオーケストラに近い響きを求めて多くのピアニストが自身の編曲を作っています。福間の編曲はその中でも最も多くの音を捉えたものとなっています。ぜひお手に取り、音源と合わせてお楽しみください。

先行予約注文を承っています。23日までの注文は送料無料でお届けいたします。
https://muse-press.com/item/mp00103/

左手のためのピアノ曲集 出版開始のお知らせ

世界唯一の“左手のためのピアノ曲”普及に努める団体「左手のアーカイブ」の協力を得て、この度、バッハとレーガーの左手のためのアレンジを出版することになりました。高度な技巧が求められるレーガー(原曲は無伴奏ヴァイオリン曲)、中級者から上級者まで演奏できるバッハの前奏曲集(原曲はオルガンおよび鍵盤曲)を最初に出版します。今後、左手曲を継続して出版予定です。ご期待ください。

・J.S. バッハ「前奏曲集vol.1」田中博幸 編曲

https://muse-press.com/item/mp03301/
ピアニストの学習過程において必須であるバロック時代のレパートリーには左手のための曲が存在しません。そこで、編曲者の田中博幸はバッハの原曲を最大限に尊重した編曲を行いました。田中はバッハを題材にした編曲を継続して行なっていることで海外にも知られています。バッハ編曲集は今後も継続して出版予定です。

・レーガー「シャコンヌ 作品117-4」西森久恭 編曲

https://muse-press.com/item/mp03201/
バッハのシャコンヌに影響されて書かれた「無伴奏ヴァイオリンのためのシャコンヌ」。その曲を左手ピアノのために編曲するというのは、ブラームスによるバッハのシャコンヌ左手編曲を彷彿とさせるものです。西森はここであえて原曲を自由に解釈することで、左手のみの演奏による可能性を極限まで追求した作品を完成させました。本曲は、左手のアーカイブ主催の智内威雄によって2019年12月4日神戸にて初演されました。

2019年9月・新刊情報

大変お待たせしました。9月6日に以下の6作品を出版することとなりました。発送は出版日以降となります。追加:諸井三郎、松村禎三の作品9月末に出版となりました
-ロン・イェディディア:狂詩曲(ピアノのために)
-ロン・イェディディア:ピアノソナタ 第6番「暁の鐘」
-アルフォンソ・ソルダーノ:ラフマニノフの歌曲による5つのピアノ編曲 第1巻 (2019)
-シャルル=ヴァランタン・アルカン:練習曲「野蛮に」(序文:レイモンド・ルーウェンサール)
-平尾貴四男:夜曲 – ヴァイオリン、チェロとピアノのために
-レスリー・ハワード:「ラディゴア」- サリヴァンのオペラによるピアノのための演奏会用幻想曲 作品40
-諸井三郎:悲歌 ロ短調 – ピアノのために (1921)
-諸井三郎:ピアノのための組曲 作品23 (1942)
-松村禎三:ピアノ小品「溺死」

ニュースレターおよび中古販売開始のお知らせ

日頃よりミューズ・プレスをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。この度、弊社は古物商免許を取得しましたので、近々中古楽譜の販売を開始したいと思います。ヨーロッパで買い付けたかなり珍しい楽譜も取り揃えてあります。

また、中古販売に関し、どのように皆様にお知らせするのが一番良いかを考え、この度ニュースレターを開始することといたしました。下記より登録可能です。中古販売情報はニュースレターが最速となると思います。配信は不定期で、中古販売情報のほか、新商品やその他注目情報などを伝えていきたいと思います。

新商品や中古販売情報などをお届けします。

平尾貴四男【出版・第1弾】

フランスで音楽を学び、日本帰国後は作曲家として大活躍をしていた平尾貴四男。46歳でこの世を去ってしまいましたが、管弦楽曲の代表作「砧」(きぬた)をはじめとして数々の名曲を残しています。今回、ミューズ・プレスは、存在が知られていたものの長年に渡って行方不明だった「ピアノのためのソナタ」の改訂版、平尾貴四男の著書「みんなでやろう-私たちの作曲」にひっそりと収録されていた「ピアノのためのソナチネ」を出版します。「ピアノのためのソナタ」は、2008年に自筆譜が再発見され近年になってピアニストの斎藤龍氏によって半世紀ぶりに蘇演。「ピアノのためのソナチネ」は平尾妙子氏の遺品の中に自筆譜が眠っていました。平尾貴四男のピアノ作品は、「ピアノのためのソナタ」しか残っていないと考えられていたために、「ピアノのためのソナチネ」の再発見は大変驚くべきニュースとなりました。しかし、この2つのピアノ作品の他に「夜曲」と呼ばれるピアノ作品の存在が囁かれています。ミューズ・プレスでは現在この作品について調査中です。

・ピアノのためのソナチネ (1951)
https://muse-press.com/item/mp02301/?lang=ja

・ピアノのためのソナタ – 改訂版 (1951)
https://muse-press.com/item/mp02302/?lang=ja

・荒城の月による変奏曲
https://muse-press.com/item/mp02303/?lang=ja

ローガン・スケルトン 《ジョニーが凱旋するとき》の主題による25の変奏曲

ローガン・スケルトン

明日よりローガン・スケルトン作曲『「ジョニーが凱旋する時」の主題による25の変奏曲』の楽譜の販売を開始します。作曲家、教育家、ピアニストとして多方面で世界的に活躍するローガン・スケルトン。世界各地でピアノのマスタークラスを行い、ナクソスレーベルがリリースしたCDではウィリアム・ボルコムと二台ピアノで共演をしています。

本作品は、南北戦争時に流行し日本でもよく知られている《ジョニーが凱旋するとき》の主題をベースとした、様々な音楽様式が登場する25の変奏曲です。近年ではピアニストの福間洸太朗が演奏会で取り上げ話題となっていました。

福間洸太朗さんによる演奏


本作品の楽譜表紙
価格:税込2500円
序文:ローガン・スケルトン
カタログ番号:MP-00201
ISBN番号:ISBN978-4-909668-21-9
こちらからご購入頂けます(明日の4月24日より発送開始)

作曲者のローガン・スケルトンは本作品について以下のようの語っています。

 「ジョニーが凱旋するとき」の主題による25の変奏曲は、1988年に書かれ、1989年にニューオーリンズにてジョン・マーフィーにより初演されました。この作品は、当初は私の心強いサポーターで、後に大親友となったマーサ・アン・サミュエルに捧げられています。彼女の南北戦争に対する興味は、この戦争に何らかの形で関わった祖先を持つ第9世代ミシシッピ人である私の出自と相まって、私の関心を刺激しました。

 この作品の作曲する上で、聴衆が飽きずに継続的に聴くことができるような魅力と親しみやすさを兼ね備えつつ、同時に音楽の楽しみ方を熟知した経験豊かで冒険的な聴衆にも興味を持ってもらうために高潔で洗練されたものを提供したいと願っていたことをはっきり覚えています。一つ付け加えるとすれば、その頃、私がミシシッピに住む叔父を尋ねた際、彼が南北戦争時代に流行した「ジョニーが凱旋するとき」の旋律をハミングしているのを聞きました。どういう訳か、その旋律が私の頭から離れませんでした。数ヵ月後、歩いてるとき、シャワーを浴びているとき、食事をしているとき、寝ようとしているときまで、その旋律をハミングしている自分にふと気づいたのです。この旋律は、変奏曲に特に適していたので、私の叔父が歌っていた通りに旋律を書き留め、ピアノ曲として作曲にとりかかりました。そのような聞き慣れた旋律を使用するということで、不協和音程を用いた書法を含めたりしながら、時折、主題から著しくかけ離れることも可能であるように私には思えました。この作品の構成において私が熟考したことは、どのようにして幅広い変化に富んだ様式の整合性を図るかでした。主題からどのくらいかけ離れることができるでしょう? 主題を認識してもらうために主題のどの要素を持続させる必要があるのでしょう? 様式を変更せざるを得ない場合、それはどのように、そしてコントラストはどのようになるでしょう? これらから生じた音楽は明らかに多様なものです。

プログラム・ノートより(ローガン・スケルトン)

ローガン・スケルトンについて
ピアニスト、教師、作曲家として活躍し、彼の作曲作品は世界的に評価を受けている。ピアニストとして、アメリカ、ヨーロッパ、アジアにて演奏会を行い、中国のラジオ放送、ルーマニア国営放送など、数多くのテレビ・ラジオ放送に出演している。現在までに多くのCDをCentaurやAlbany、Crystal、Blue Griffin、Equilibrium、Supertrainからリリース、そしてNaxos RecordsのCDでは彼の友人であるコンポーザー・ピアニストのウィリアム・ボルコムと共に2台ピアノを演奏した。数々の国際ピアノコンクールに審査員として招聘され、世界各地で開催される音楽祭にも出演している。作曲家としては、特に歌曲に愛着を持っており、いくつもの歌曲集を含む200近くの歌曲を作曲してきた。また、教師としても熱心に活動し、その高度な教育を讃えられ、ミシガン大学からハロルド・ハフ賞等を、最近では大学で最も名誉あるArthur F. Thurnau professorshipを授与された。スケルトンのピアノの生徒たちは、いくつもの世界的コンクールで賞を授与されている。現在、マンハッタン音楽大学、ミズーリ州立大学およびミシガン大学にて教鞭を執っている。

福間洸太朗「France Romance」(Naxos Japan)

2019年4月17日、世界で活躍しているピアニストの福間洸太朗の最新作「France Romance」をナクソス・ジャパンよりリリースされます。タイトルからも分かるよう、本アルバムはフランスにゆかりのある作品を収録。弊社刊行のサティ/ 福間洸太朗編の「ジュ・トゥ・ヴ」(あなたが欲しい)、そしてアレクシス・ワイセンベルクの「シャルル・トレネによる6つの歌の編曲」も本アルバムに収められています。ちなみに、福間洸太朗は日本人として初めてワイセンベルクの「シャルル・トレネによる6つの歌の編曲」 を全曲を取り上げ、大変な話題となりました。本アルバムの発売記念として、2019年4月13日にサントリーホール・大ホールにて「福間洸太朗ピアノ・リサイタル~ウィーンとパリにて~」が開催されます。演奏会の詳細はこちらをご覧ください。

本アルバムに対する思いを福間氏本人が語っています。

アルバム情報

商品情報
アルバムタイトル:France Romance
アーティスト:福間洸太朗(Kotaro Fukuma)
レーベル:Naxos Japan
品 番:NYCC-27308
発 売 日:2019年4月17日(予定)日本・ヨーロッパ同時発売
価 格:2,500円(消費税別)

収録楽曲
ドビュッシー:夢
ドビュッシー:レントより遅く
フォーレ:8つの小品集Op.84より第5番即興曲、第8番ノクターン
フォーレ:3つの無言歌Op.17
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル:ラ・ヴァルス(福間洸太朗編)
サティ:ジムノペディ第1番、ジュ・トゥ・ヴ(福間洸太朗編)
プーランク:即興曲第15番「エディット・ピアフを讃えて」、3つのノヴェレッテ
ワイセンベルク:シャルル・トレネによる6つの歌の編曲
ルノワール:聞かせてよ、愛の言葉を(福間洸太朗編)     ~全22トラック

レコーディング・データ
2018年11月28~30日/新潟県柏崎市文化会館アルフォーレ
ベヒシュタインピアノ使用(C. Bechstein D-280)
ディレクター&レコーディング・エンジニア:武藤 敏樹(アールアンフィニ)
アシスタント:エンジニア:小島 幸雄
ポストプロダクション・エンジニア:川波 惇
24bit/352.8kHz DXDマスター

【楽譜・初出版】黛敏郎作曲の「12の前奏曲」と「エレジー」

黛敏郎生誕90年記念シリーズとして、スリーシェルズが合同会社ミューズ・プレスへ資料協力をした楽譜が2019年2月22日に2冊の楽譜が発売されます。先行販売は、2月22日から24日かけて東京文化会館にて行われている東京二期会による「金閣寺」(作曲:黛敏郎)の公演にて行われます。一般販売は、2月25日(月曜日)よりミューズ・プレスのウェブショップにて開始します。

今回は2タイトルの楽譜を出版します。詳細は以下の通りです。

ソプラノとピアノのためのエレジー
価格:¥1,000(税込)
ページ数:8ページ
出版番号:MP-02201
企画協力:スリーシェルズ、黛家
発売日:2019年2月22日
発行部数:30部(第1刷)

1948年、東京音楽学校(現東京藝術大学)在学中に作曲された2ページの断片的な歌曲「ソプラノとピアノのためのエレジー」。作曲経緯などは一切分かっておらず、黛によって記された作詞者“Mr. K YABE”の詳細も不明である。


ピアノのための12の前奏曲
価格:¥3,000(税込)
ページ数:44ページ
出版番号:MP-02202
企画協力:スリーシェルズ、黛家
発売日:2019年2月22日
発行部数:50部(第1刷)

1945年から1946年の間に作曲された黛敏郎の初期作品に位置する「12の前奏曲」。もともとは2巻構成の24曲に渡る前奏曲集が構想されたが、黛自身のノートに「十二曲だけで纏めて第一巻とする(第二巻は来年頃着手)」と記されたものの前半の12曲のみが完成に至った。本格的な作曲を開始する準備として位置付けられ作品番号を0としたが、それぞれにタイトルが与えられ個性的な作品が並ぶ。70年の時を経て、スリーシェルズと黛家の協力の下、遂に楽譜が出版される。

黛敏郎による自筆譜表紙


「12の前奏曲」の収録曲目

I. Marche
II. Arabesque
III. Barcarole
IV. Toccata
V. Fantasie
VI. Pastorale
VII. Intermezzo
VIII. Sarabande
IX. Berceuse
X. Nocturne
XI. Sérénade
XII. Élégie

もともとは第1巻と第2巻に分かれる全24曲の前奏曲集となる予定であったが、後半の12曲は構想のみで終わった


黛 敏郎 Toshiro MAYUZUMI(1929-1997)

1929年(昭和4年)2月20日、横浜生まれ。東京音楽学校(東京藝術大学)で橋本國彦、池内友次郎、伊福部昭等に師事。1948年(昭和23年)に作曲した「拾個の独奏楽器の為のディヴェルティメント」により才能を認められる。1950年(昭和25年)作曲の「スフェノグラム」は、翌年のISCM国際現代音楽祭に入選して海外でも知られるようになる。1951年(昭和26年)パリ・コンセルヴァトワールへ留学、トニー・オーバン等に学ぶ。フランスから帰国後、ミュージック・コンクレートや日本初の電子音楽を手がけた。1953年(昭和28年)芥川也寸志、團伊玖磨と「3人の会」を結成。また、吉田秀和等と「二十世紀音楽研究所」を設立。雅楽・声明をはじめ、日本の伝統音楽にも造詣を深める一方、交響曲、バレエ、オペラ、映画音楽等の大作を発表した。1964年(昭和39年)より、テレビ番組「題名のない音楽会」の企画、出演。東京藝術大学講師、茶道「裏千家淡交会」顧問、評議員。「日本作曲家協議会」会長、「日本著作権協会」会長などを歴任した。1997年(平成9年)4月10日逝去。 主な作品は「ルンバ・ラプソディ」(1948)、「饗宴」(1954)、「曼荼羅交響曲」(1960)、「シロフォン小協奏曲」(1965)、オペラ「金閣寺」(1976)、オペラ「KOJIKI」(1993)、バレエ「The KABUKI」(1986)、バレエ「M」(1993)他がある。ピアノ曲は、「前奏曲集」「金の枝の踊り」「天地創造」などがある。  受賞歴は「涅槃交響曲」(1958)第7回尾高賞、「BUGAKU」(1962)第15回尾高賞、ISCM入選(昭和31、32、38年)。毎日映画コンクール音楽賞(昭和25、32、38、40年)。毎日演劇賞(昭和33年)。ブルーリボン賞(昭和40年)。仏教伝道文化賞(昭和50年)。紫綬褒章(昭和61年)。受賞歴は「涅槃交響曲」(1958)第7回尾高賞、「BUGAKU」(1962)第15回尾高賞、ISCM入選(昭和31、32、38年)。毎日映画コンクール音楽賞(昭和25、32、38、40年)。毎日演劇賞(昭和33年)。ブルーリボン賞(昭和40年)。仏教伝道文化賞(昭和50年)。紫綬褒章(昭和61年)。