説明
山田岳(やまだ がく) – ギタリスト、パフォーマー
中学生のときジミ・ヘンドリクスに憧れエレキギターを始める。その後ブルースやヘヴィメタル、パンク、プログレなどに傾倒したのち、クラシックギターを佐藤紀雄氏、ダニエル・ゲーリッツ氏に師事。
現代音楽の演奏を活動の主軸とし、広く内外の作曲家との交友を通して多くの独奏曲や室内楽、協奏曲などの初演に携わり、ギターのための新しいレパートリーを開拓している。またアコースティックギター、エレクトリックギターに加え19世紀ギター、バロックギター、リュートなどピリオド楽器の演奏も得意とし、時代にとらわれない幅広いレパートリーを持つ。
NHK-FM「現代の音楽」にて、東京オペラシティにて開催されたエレクトリックギター・ソロリサイタルが2回に渡り特集される。
近年では楽器の枠を超えたパフォーマーとしての活動、ダンサーや造形家とのコラボレーションによる舞台制作など、様々な切り口で新しい表現へのアプローチを試みている。
サントリー音楽財団サマーフェスティバル、秋吉台の夏、ベルリン・ランドシュピーレ、トーキョーエクスペリメンタルフェスティバルなどの音楽祭に客演。海外からの招聘も多く、これまでドイツ、ベルギー、ハンガリー、ロシア、マレーシア、中国、シンガポール、ベトナムの各都市にて公演、また東京音楽大学、国立音楽大学、ゲント音楽院、ラサール芸術大学、セギ大学、ハノイ音楽院などでレクチャーやマスタークラスを行う。
これまでにALM Recordsより2枚のソロアルバム「Ostinati」「melodia」、土橋庸人(gt)とのデュオアルバム「ARCS」を発表。そのすべてがレコード芸術誌にて特選盤およびレコードアカデミー賞にノミネートされ、2ndアルバム「melodia」が第75回文化庁芸術祭レコード部門にて優秀賞を受賞。
ソプラノの太田真紀と共に企画主催・主演を務めたオペラ「ロミオがジュリエット Romeo will juliet」(作曲:足立智美)が第76回文化庁芸術祭音楽部門にて大賞を受賞。
第9回現代音楽演奏コンクール”競楽IX”第1位。
第20回朝日現代音楽賞を受賞。
桐朋学園芸術短期大学、福山平成大学非常勤講師。