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ロン・イェディディアによる序文
私は、ジュリアード音楽院で出会ったばかりのフィオナへのラブソングとして1989年に「メロディ」を作曲した。ペルーのワルツのような軽快なリズム(左手)に乗った、甘く叙情的でうねるようなジャズ曲(右手)である。左右対称のA-B-A-C-A-B-Aの回文構造で構成され、主題Aにさまざまな装飾や対位旋律が加えられていく。フルート、ピアノ、ベース、ドラムのジャズ・カルテット向けにも改訂・編曲されている。
ロン・イェディディアの作品は過去20年間に国際的な注目を浴びるようになりました。彼の作品は世界の主要なコンサートホールで取り上げられている他、映画、ラジオ、テレビ番組にも登場し、彼の作曲家兼ピアニストとしての地位を確かなものにしています。 1960年、イスラエルのテルアビブに生まれ、幼い頃からアルフレッド・コルトーの弟子であったプニーナ・ザルツマンのもとでピアノを学びました。8歳にして「Young Concert Artists Competition of Israel」で第1位を受賞しピアニストしてのキャリアをスタートさせましたが、15歳で作曲家の道に進むことを決意します。1984年にジュリアード音楽院の作曲科に進学しデイヴィッド・ダイアモンドやミルトン・バビットの元で研鑽を積みながらLincoln Center Scholarship、the Irving Berlin Scholarship、Henry Mancini Prize、the Richard Rodgers Scholarship等の主要な賞や奨学金を贈与された他、1987年と1989年にはジュリアード作曲コンクールに入賞しました。