説明
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平尾貴四男は、昭和初期に大倉喜七郎(1882-1963)が考案したフルートに似た金属製の多孔尺八 オークラロ(オークラウロ)に大きな関心を持ち、オークラロのための作品を数多く残しました。平尾貴四男の代表作の一つである「フルートとピアノのためのソナタ」は、本来はフルートのためではなくオークラロのために書かれたものです。「荒城の月に據る変奏曲」の自筆譜は近年になって平尾貴四男のご遺族によって発見されました。本作品は、平尾妙子さんが作成した平尾貴四男・作品リストにも掲載されておらず作曲年代も不詳です。