ダウンロード版 – ニコライ・ホジャイノフ:平和の花びら – ピアノのために

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税込|電子版(PDF)|16頁
序文(英語・日本語):ニコライ・ホジャイノフ

説明

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ニコライ・ホジャイノフは、2022年11月にジュネーブの国連事務局の「人権と文明の同名の間」で行われたコンサートのために、《平和の花びら》という名のピアノ作品を作曲しました。ホジャイノフはこれまでに数曲のピアノのための編曲作品を書きおろし、これまでに2作品が出版されていますが、自作の作品の出版は今回が初めてです。

最近は誰もが戦争のことを気にかけている状況なので驚くことでなくなったかもしれませんが、国連によると現在、世界で25もの国々が戦争状態にあるそうです。そのことを思い、この演奏会のために特別にこの曲を作り、国連で初演しました。 私はこの作品を「Petals of Peace(Pétales de la Paix、平和の花びら)」と名付けました。 平和とは蜃気楼のようなもの、美しい幻影のようなものです。時には目にすることができるし、触れることもできるけれど、同時に、私たちみんなが求め、何よりも必要とするものでもあります。 この作品は、美が支配し、私たちが一つでいられる、別の世界を表すものです。それは、私たちが永遠に望み続ける夢といえるでしょう。
―ニコライ・ホジャイノフの解説より


ニコライ・ホジャイノフ
ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフの音楽性と恐るべきテクニックは、全世界の聴衆を魅了している。これまで、ニューヨークのカーネギーホールやリンカーン・センター、ワシントンのケネディ・センター、ロンドンのウィグモアホール、パリのシャンゼリゼ劇場やサル・ガヴォー、モスクワのチャイコフスキーホール、東京のサントリーホール、シドニー・オペラハウス、チューリッヒのトーンハレ、ローマのクイリナーレ宮殿、マドリード国立音楽堂、国連など、世界の主要なコンサートホールで演奏。リサイタルやコンチェルトで多くの会場を満席にしている。

また多くの大統領や首相、文化界、政治界の要人から称賛を受けている。2018年1月の東京サントリーホール公演には、上皇明仁陛下、上皇后美智子陛下(当時の天皇皇后陛下)が臨席された。また 2022年には、スペインの王家から騎士の称号と勲章を授けられた。
2022年11月には国連事務局でコンサートを行い、国連平和維持軍のブルーヘルメットのメンバーから平和のゴールドメダルを授与された。 ホジャイノフはこれまで、ロンドンのフィルハーモニア管弦楽団、東京交響楽 団、シドニー交響楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・ナショナル交響楽団、ロシア国立交響楽団、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、アイルランド RTEナショナル交響楽団などを含む多数のオーケストラと共演。
1992年、ロシア極東のブラゴヴェシェンスクに生まれ、5歳でピアノを始めると音楽的な才能がすぐに見出された。中央音楽学校で学ぶためモスクワに移ったのち、7歳の頃、モスクワ音楽院大ホールでヘンデルのピアノ協奏曲を弾きコンサートデビュー。ゴールドメダルと最優秀学生賞を受けてモスクワ音楽院を卒業した。その後、ハノーファー音楽演劇大学でアリエ・ヴァルディ教授のもと学んで更なる学位を取得。現在はドイツに暮らす。
2012年ダブリン国際ピアノコンクール優勝。同年のシドニー国際ピアノコンクールでは、第2位および、シドニー交響楽団の楽員が選出する最優秀協奏曲賞、最優秀リスト演奏賞、最優秀シューベルト演奏賞、最優秀ヴィルトゥオーゾ研究賞、最年少ファイナリスト賞を受賞した。

Photo: Marie Staggat