ダウンロード版 – ユリアン・スクリャービン:4つの前奏曲(解説:山本明尚)

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税込|電子版(PDF形式)|16頁
解説(英語・日本語):山本明尚

説明

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ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンには、作曲家を志した息子がいました。彼の名は、ユリアン(ユリアーン)・スクリャービン。1908年に生まれ、1919年に11歳という幼さでこの世を去りましたが、彼は4つのピアノ曲を残したとされています。彼の作品は、父スクリャービンの中期から晩年の作品を彷彿とさせるもので、夭逝が悔やまれます。この度、楽譜を出版するにあたって息子ユリアン及び作品に関する解説を音楽学者である山本明尚が執筆しました。

目次
山本明尚による解説(ユリアン・スクリャービンの生涯、創作についての概要)
前奏曲 作品2
前奏曲 作品3 第1番
前奏曲 作品3 第2番
前奏曲


ユリアン・スクリャービン
1908年生まれ。父は、ロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンである。 幼い頃から専門的な教育を受け、ピアノ演奏と作曲において頭角を現し、レインゴリト・グリエールに師事した。しかし、1919年6月下旬、ユリアンの溺死体がドニエプル川で発見されその生涯を閉じる。溺死体となってしまった詳細、正確な死亡日はいまだ不明である。

山本 明尚(やまもと あきひさ)
音楽学者。専門領域は19世紀後半〜20世紀初頭のロシア芸術音楽。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。在学中に安宅賞、卒業時にアカンサス音楽賞、同声会賞を受賞。同大学院音楽研究科修士課程修了、大学院アカンサス賞を受賞。また、2016年にはモスクワ音楽院ロシア音楽史学科研究実習を修了。現在、東京藝術大学大学院音楽研究科博士課程およびロシア国立芸術学研究所音楽史専攻に在籍。2017〜2020年まで、日本学術振興会特別研究員(DC1)。2020・2021年度公益財団法人ローム ミュージック ファンデーション奨学生。近著に「プロレトクリトの『音楽教化』:イデオロギー的プログラムと日常的実践」(2022年)。訳書にチャイコフスキー『実践的和声学習の手引』(2022年、音楽之友社)。(公式ウェブサイト