説明
This article can be switched to the following languages: English
ロシアの作曲家ニコライ・カプースチンは、クラシックベースでありながらジャズの語法が上手く採り入れられ、非常にリズミカルで躍動感あふれる作風が特徴的である。このCDにおいては、国立映画交響楽団等のピアニストでありながらも作曲への欲求をずっと持ち続けたカプースチンが独立した1984年以降の作品を収録している。これらの作品は、植松洋史氏による的確なリズムとその超越した演奏技術により、困難とされているカプースチン指定のテンポに従った演奏を実現させており、カプースチンの世界観が明快に打ち出されている。