ダウンロード版 – 平野弦:ピアノ作品集

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税込|電子版(PDF形式)|34頁
解説(英語・日本語):平野弦
注意:ダウンロード版には「サミュエル・バーバー:弦楽のためのアダージョ(ピアノ独奏編曲:平野弦)」の楽譜は掲載されていません。

説明

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収録楽曲 & 平野弦による楽曲解説
1. 練習曲 ヘ短調(第1稿)/ 2. 練習曲 ヘ短調(第2稿)
本来は、知人が某TVドラマの関係者で、そのドラマの作中で使用するとのことで作曲したのだが、その話は有耶無耶となった。当初の依頼内容の関係で、同じモチーフで正反対の曲調となっている。

3. 前奏曲とフーガ
Jazzの要素を取り入れており、フリードリヒ・グルダのオマージュ、基い、パロディである。

4. フーガ ヘ短調
フーガと言えば一も二もなく当然先ずはバッハではあるが、フランクの様なロマン派のフーガもまた大好物な私である。従って、この作品はセザール・フランクのオマージュ、基い、パロディである。

5. 夜想曲「壊れた籠」- 左手のために
ジョン・ケージが没した1992年の某日、友人たちでケージ追悼の演奏会を開催した。ケージの作品や、ケージにインスパイアされた作品の中で、私のこの作品だけ全然コンセプトに従ってはいなかったが、タイトルだけ、Broken Cage (=壊れた籠)と言うことで勘弁してもらった。

6. フーガ 変ホ短調 – 左手のために(或いは両手のために)
レオポルド・ゴドフスキーなどにも目がない私は、左手だけで三声のフーガを作ってみたくなった。しかし難しすぎる場合の保険をかけて、両手で演奏しても可とした。だが、なるべく左手だけで、という点に念を押させていただく。

7. 「荒城の月」の主題によるフーガ
フーガとしてはこれが最初に作曲したものである。中学生のころから良い主題になるかも、と思いながら、19歳の時やっと形になった。


平野弦
1968年8月2日、和歌山県新宮市生まれ。4歳からピアノを始める。新宮市立新宮高校を一学期で中退後、翌年、私立国際海洋高校に第一期生として入学。卒業後、一浪の後、東京藝術大学器楽課ピアノ専攻へ進学。野村真理、神野明の各氏に師事。卒業に6年を要した。