ダウンロード版 – ニコライ・ホジャイノフ:「さくら・さくら」に基づく即興曲(ピアノ独奏のために)

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序文(英語・日本語):ニコライ・ホジャイノフ

説明

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桜の魅力にとりつかれたニコライ・ホジャイノフが日本民謡「さくらさくら」に基づき即興曲を書き上げました。桜が持つ不思議な明暗や美、儚さがホジャイノフのイマジネーションと見事な融合を果たしています。日本で始めて桜を見たニコライ・ホジャイノフの衝撃がこの曲から伝わってくることでしょう。

ニコライ・ホジャイノフによる解説より
今あなたが⼿にしているのは、私が⽇本の有名な歌曲「さくらさくら」にもとづいて書いた、即興曲です。⽇本を訪れるようになってから、その花が伝説ともいえるような桜を⾒ることは、私にとってずっと夢でした。それはどんなものだろうかと思いを馳せる美的な楽しみだけでも、私の⼼は躍り、その姿を⾒られる⽇が待ち遠しくなりました。


Nikolay Khozyainov (Photo: Marie Staggat)

ニコライ・ホジャイノフ
ピアニスト、ニコライ・ホジャイノフの音楽性と恐るべきテクニックは、全世界の聴衆を魅了している。これまで、ニューヨークのカーネギーホールやリンカーン・センター、ワシントンのケネディ・センター、ロンドンのウィグモアホール、パリのシャンゼリゼ劇場やサル・ガヴォー、モスクワのチャイコフスキーホール、東京のサントリーホール、シドニー・オペラハウス、チューリッヒのトーンハレ、ローマのクイリナーレ宮殿、マドリード国立音楽堂、国連など、世界の主要なコンサートホールで演奏。リサイタルやコンチェルトで多くの会場を満席にしている。

ホジャイノフはこれまで、ロンドンのフィルハーモニア管弦楽団、東京交響楽 団、シドニー交響楽団、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団、チェコ・ナショナル交響楽団、ロシア国立交響楽団、ロシア・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、アイルランド RTEナショナル交響楽団などを含む多数のオーケストラと共演。

また多くの大統領や首相、文化界、政治界の要人から称賛を受けている。2018年1月の東京サントリーホール公演には、上皇明仁陛下、上皇后美智子陛下(当時の天皇皇后陛下)が臨席された。また 2022年には、スペインの王家から騎士の称号と勲章を授けられた。

1992年、ロシア極東のブラゴヴェシェンスクに生まれ、5歳でピアノを始めると音楽的な才能がすぐに見出された。中央音楽学校で学ぶためモスクワに移ったのち、7歳の頃、モスクワ音楽院大ホールでヘンデルのピアノ協奏曲を弾きコンサートデビュー。ゴールドメダルと最優秀学生賞を受けてモスクワ音楽院を卒業した。その後、ハノーファー音楽演劇大学でアリエ・ヴァルディ教授のもと学んで更なる学位を取得。現在はドイツに暮らす。

2012年ダブリン国際ピアノコンクール優勝。同年のシドニー国際ピアノコンクールでは、第2位および、シドニー交響楽団の楽員が選出する最優秀協奏曲賞、最優秀リスト演奏賞、最優秀シューベルト演奏賞、最優秀ヴィルトゥオーゾ研究賞、最年少ファイナリスト賞を受賞した。