トマシュ・カミェニャク:ピアノ編曲集(サン=サーンス、グノー、リスト、イギリス国歌&クイーン)

¥3,850

税込|菊倍|36頁
解説(英語・日本語):トマシュ・カミェニャク

在庫あり

説明

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収録楽曲
サン=サーンス/カミェニャク編曲:
グノー/カミェニャク編曲:セレナード
リスト/カミェニャク編曲:信頼(Verlassen)
カミェニャク:イギリス国歌に基づく幻想曲 作品3
クイーン/カミェニャク編曲:Who wants to live forever


トマシュ・カミェニャク
トマシュ・カミェニャクはピアニストであり作曲家である。フランツ・リストやシャルル=ヴァランタン・アルカンの曲はもとより、知名度の低い作曲家の曲も好んで演奏している。
カトヴィツェのポーランド国立カロル・シマノフスキ音楽アカデミーのピアノ科にて、ヨアンナ・ドマンスカに師事。卒業後は、ドイツのフランツ・リスト・ヴァイマル音楽大学のロルフ=ディーター・アレンスに師事した他、コンスタンチン・シェルバコフ(マスタークラス)、ズビグニエフ・ラウボ教授(カトヴィツェの大学院)、ロンドンのレスリー・ハワードの下でさらに演奏技術に磨きをかけた。

第4回ワイマール国際フランツ・リストコンクールにて特別賞受賞。 出版社Acte Préalable主催の第4回録音プロジェクト「忘れられたポーランドの音楽」コンクールでグランプリを受賞し、ヨゼフ・ヴィニアフスキのピアノ作品を録音。カトヴィツェの政府機関であるマーシャル・オフィスとバイロイトのワーグナー協会から奨学金を授与されたほか、タルノフスキー・ゴーリー市長から文化的功績を称えて賞を授与されている。

主なソロ活動としては、レヴォカ(スロバキア)のインディアン・サマー音楽祭、ソフィア(ブルガリア)のピアノ・エクストラヴァガンザ・フェスティバルに加え、キエフ、ワイマール、ロンドン、バイロイト、キェルツェのシヴィエトクリスカ・フィルハーモニーでのリサイタルにおけるアルカン《独奏ピアノのための協奏曲》の演奏、カトヴィツェ音楽院、ビエルスコ・ビアウァとザコパネにおけるアルカンの《独奏ピアノのための交響曲》等がある。

バイロイトとヴェネチアでワーグナー協会主催のリサイタルを開催。 2008年、バイロイトのシュタイングレーバー・ハウスでの3部構成のリサイタルでは、1876年からのリストのピアノによるワーグナーの全曲トランスクリプションを演奏した。また、トマシュはロンドンでレスリー・ハワードとリストの2台ピアノ編曲による《ファウスト交響曲》を演奏した。2021年、アメリカ・リスト協会フェスティバルで録画映像による演奏を行った。

オーケストラとの共演では、アンジェイ・アフェルトヴィチ率いるポーランド・ユース・シンフォニー・オーケストラとの共演でリストのピアノ協奏曲第2番でデビューした。その他、ポーランド音楽祭「Swego nie Znacie」において、モニカ・ウォリンスカの指揮の下でコシャリン・フィルと、シヴィエトクリスキ音楽祭ではアレクサンダー・ウォーカー指揮で、シヴィエトクリスキ・フィルとヴィエニャフスキのピアノ協奏曲を演奏している。

ビトムでの現代音楽祭では、ミエチスワフ・ウンガー指揮、ノモス弦楽オーケストラにてヘンリク・グレツキの協奏曲とフィリップ・グラスのチロル協奏曲を、ヤヴォルツノではマチェイ・トマシエヴィチ指揮、アルケッティ弦楽オーケストラにてヴォイチェフ・キラールの第2ピアノ協奏曲とゴレツキの協奏曲を演奏している。

カミェニャクは作曲家でもあり、その膨大な作品は演奏家だけでなく、聴衆の間でも高い評価を得ている。彼は、ピアノ曲、チェンバロ曲、室内楽曲、声楽曲、映画音楽、そしてキラル、ゴレツキ、グラス、プレスナー、コルンゴルト、プロコフィエフ、リストなどの作品のピアノ編曲を手がけている。彼の作品は、アンナ・ゴレツカ、ガブリエラ・シュイントツィーロツ=ユンギェヴィ、アレクサンドラ・ガジェカ=アントシェヴィチなどのアーティストによって演奏されている。

ディスコグラフィーには、ヨゼフ・ヴィエニャフスキの作品を収録したアルバム(Acte Préalable)、自作ピアノ曲のアルバム2枚(Acte Préalable)、ヴァレンティン・シルヴェストロフの作品を収録したアルバム(Brilliant Classics)、リスト・ポロニクム集の第1巻(DUX)などがある。現在はベルリンに在住。(公式ウェブサイト

 

追加情報

重さ200 g
サイズ30 × 23 × 0.2 mm