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この度、私たちミューズ・プレスからの最初の出版物として、ピアニストの福間洸太朗氏編曲による「モルダウ」(スメタナ作曲)の楽譜の発売をお知らせいたします。
この作品は、2015年発売のCD「モルダウ ~水に寄せて歌う」(日本コロムビア)にも収録され、コンサートでも度々演奏されているものです。作品は楽譜に書き下ろされていなかったのですが、今回の出版にあたり、共同設立者の江崎が譜面起こし・写植を行い、福間氏によって細かな改定やより簡易に演奏するための代替フレーズ(音楽用語でオシアと言います)が設けられ、決定版と呼べる内容になっております。全32ページ(楽譜26ページ)に渡る編曲は、この音楽史に輝くオーケストラ曲の響きを余すところなく捉えつつも、ピアノ曲としても充実した内容となっております。ピアノを弾く方には演奏する喜びを、楽譜を追うだけでもたった1台のピアノがどこまでの音を表現できるのかを味わえることでしょう。
2018年1月よりの正式販売に先立ち、福間洸太朗氏の12月のコンサート会場にて先行販売が行われます。価格は定価2,000円(税抜1,852円)となっております。正式販売の際には再度告知させていただきます。
福間洸太朗プロフィール
パリ国立高等音楽院、ベルリン芸術大学、コモ湖国際ピアノアカデミーにて学ぶ。20歳でクリーヴランド国際コンクール優勝(日本人初)およびショパン賞受賞、以来五大陸で演奏活動を展開。
これまでにサントリーホール、カーネギーホール、リンカーンセンター、ウィグモアホール、ベルリン・コンツェルトハウス、サルガヴォーでリサイタル他、クリーヴランド管、モスクワ・フィル、イスラエル・フィル、フィンランド放送響、トゥールーズ・キャピトル国立管、ドレスデン・フィルなど、海外の著名オーケストラとの共演も多数。
これまでに以下のレーベルからCDを発売している。Naxos、ARS Produktion、Éditions Hortus、Orpheus Classical、Accustika、日本コロムビア、そしてこの「モルダウ」の編曲も、”水に寄せて歌う”(日本コロムビア)のアルバムに収録されている。テレビ朝日系「徹子の部屋」やNHK FMなどにも出演。第34回日本ショパン協会賞受賞。